Toco. Nui. (Backpacker’s Japan LTD.)とasian night market(GIANT KILLING LLC.) の
出会いについて最近よく聞かれるし、今日まほうのしずくが閉店して、
いいタイミングなので書こうと思います。
なぜいいタイミングなのかというと、、、、、
まほうのしずくの内装を作っていた一昨年2月、
TOCO.というゲストハウスが東京にあり、そこのカウンターの上がすごくかっこ良く、
そんなのを作って欲しいとカミュやレイチェルに言われ、
ウェブやパンフレットでイメージはできたもの、
いいものを作るには一度見に行った方が良いと思い、
泊まりがてら見に行かせてもらったのが始めのきっかけでした。
20時頃到着し、内容としては内装をパクらせてほしいという申し出にも関わらず、
アジアンと同様にここも自分たちで工事に携わり、
作り方や材料もわかっていると快く教えてくれ、
この人達はそこに何のメリットもないし、マネされるのもやだとは言わず、
いいのかな、うれしいけど大丈夫かなと思いつつ、
お互い話も盛り上がり夜中4時まで語り合い、
みんな寝るというので僕は結局1時間ほどベットに行き6時のバスで長野に戻りました。
そして、3月出来上がったのがこれ、
大工の川島さんが作ったTOCO.本家のこれにはほど遠いできですが、
材料も教えてもらった事により、漆喰のような壁も安くでき、
工事の費用もだいぶ節約でき自分としても新しい技法を習得できてとても店舗ができました。
そして、今年5月Backpacker’s Japan LTD.が新しい店舗を作るという話を聞き。
いろいろ教えていただいたお礼にお手伝いと、TOCO.を作った大工さんに会いたいと思い。
無理を言ってスケルトンの物件から見せてもらい、
ミーティングでこれから内装の方向性を決めるという状態から参加をさせていただきました。
毎年6月は海外なのですが、今年はこっちの方が海外より面白いと思い、
いろんな事をお手伝いさせてもらい、
他の手伝いに来るお客さんには大工と思われつつ一緒に作業をさせてもらいました。
そして最終的にはいろいろと中身の事にも携わらせてもらい、
OPENINGに行ったらNUI.に刻まれているの大工さんリストにも
名前を入れていただいてる事となっていました。
このときは、そうそうたるメンバーの中で恐れ多いのと、
たくさんの人が手伝った中で申し訳ない気持ちもありつつ、すごくうれしかったです。
いつも通り過ぎるだけの東京に、新しい仲間と拠点もでき楽しみも増えました。
まほうのしずくは今日で閉店してしまいましたが、
この奇妙につながった縁はこの先もすごく大きくなって行くと思います。
短い間でしたが、僕にとってはお店で新たにお会いしたいろんな作家さんや、
お客様もそうですが、ここはそういった結びつきを作る為の店だったのかもしれません。
経営という意味ではうまく行かず、まほうのしずくを好きになってくださった皆様には、
この早い閉店でご迷惑をおかけして申し訳ないと思います。
でも私にとってはすごく意味のある店でした。
閉店で迷惑かけるのに、自分は得した感じなのが申し訳ないです。
すみません、ありがとうございました。
そして、期せずして、まほうのしずく閉店の今日、
NUI.が掲載された商店建築が発売となりました。
満月だからだそうですが、なんで平日が閉店日なんかな、
二人とも相変わらずだなと思いましたが。
巡り合わせという意味で、このタイミングもあったのかもしれません。